こんにちは、かずたです。
急性期病院に勤務している医師です。
平均寿命と健康寿命の間を、介護が必要な期間=介護寿命 として、
健康寿命は延ばし、介護寿命は延ばさないこと方法を考えたいと思います。
社会保障のことを考えると、健康寿命を延ばし、介護寿命をできるだけ少なくすることが望ましいでしょう。
しかしながら医療が進歩などで、健康寿命が延びてはいるものの、一緒に介護寿命も延びている状態です。
図表1-2-6 平均寿命と健康寿命の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
平等に医療を受けられる国、日本。それはとても耳障りのいい言葉です。
現在では、要支援や要介護状態の方も、多くの方が延命のための治療をし、医療費やその後延命された期間の介護費を使っています。
また高齢者に対しての延命のための治療は、延命された分その後介護が必要になるリスクが上がる、ともいえます。
今後このままでは日本の国は立ち行かなくなるでしょう。
そうなる前にできる、介護寿命を延ばさない方法として以下2つの提案をしたいと思います。
1つ目は、65歳以上で現在要介護・要支援の高齢者に対して延命のための医療はしないこと
2つ目は、75-80歳以上の健康寿命を超える高齢者には延命のための治療は行わないこと
こでいう延命のための治療については、今後ひとつひとつについて考えていきたいと思っています。誤解のないようにいうと、どちらの場合でも苦痛などの症状を緩和するための医療は行うのがいいと思っています。
人の命は有限です。
高齢になればやれることも少なくなります。
人生でやりたいことは、後回しにしない。
家族や両親とやりたいことも、元気なうちにする。
長生きをしたから、理想的な人生を送れるか・理想的な死に方ができるかといったら
そうとは言えません。
介護寿命が伸びることは本人や周囲にとって、本当に幸せなのか?
介護がないと生きていけない状態は本人にとってもストレスが多いです。
周囲の負担ももちろんあります。
ここから1年、理想の老後の過ごし方や老人ホームについて考えていきたいと思います。
もし同じような考えの方がいらっしゃるのであれば、そういった方が理想的な老後を過ごせるような老人ホームを将来作れたらとも思っています。
もしよろしければつぶやきにお付き合いいただければ嬉しいです。
よろしくお願いします。
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